餃子の王将は、1967年に王将第1号店を京都に開業して、1974年に株式会社設立しています。「早く、おいしく、安く」を営業方針に掲げていた。
現在5代目社長です。
2022年3月で直営536店舗(うち海外2店舗)、FC198店舗、合計734店舗となっています。
売上は847億75百万円(2022年3月31日現在)(前期比5.6%増)、経常利益130億24百万(前期比89.6%増)となっています。
利益の増加が顕著です。これは、コロナによる時短営業の補助金が、48億円ほど営業外利益として計上されているということのようですが、経常利益増加率が凄い。
この理由は、餃子の王将ホームページでも明らかになっていますが、宅配サービス、テイクアウトの需要増加が主な要因となっているようです。
それに関連して、効率的なシフト編成による人件費コントロールや水道光熱費等の抑制も考えられます。
宅配サービスは、ウーバーイーツや出前館などが、日本中を網羅しており、飲食宅配サービス市場は、約8000億円市場ともいわています。この市場もコロナの影響があり、過去数年で急成長している市場です。
この急成長分野を、うまく取り込んだのが、餃子の王将と考えられます。
コロナの当初より、商品やシステムを宅配サービスやテイクアウト用に準備してきたということのようです。
飲食宅配サービスを行う場合は、究極的にはワンオペレーションが可能です。食品を作ることができれば、あとは宅配担当者に渡すだけです。お金の計算(レジ打ち等)、配膳も不要です。
当然人件費が削減され、宅配業者に売り上げの30%ほどの利用料を取られても採算があうということでしょう。
加えて、餃子の王将がこれまで注力してきた料理のクオリティ、接客サービス、店舗のクレンリネスに、改めて全社を挙げて徹底して取り組むこともホームページに記載されています。
(餃子の王将ホームページより)
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