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誰が世論を誘導しているか

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日本の有権者が世論をどう考えているかについて、数年前ですが、朝日新聞社によって興味深い調査(政治意識世論調査)が行われました。それによれば、例えば「政治家は世論を作っている」と思っている人が20%、そう思ってない人が64%でした。また、「マスメディアは世論を作っている」と思っている人が50%、そう思ってない人が34%でした。さらに、「世論が誘導されている」という危険を感じ持っている人が合計で68%であり、それらの人々に、誰によって誘導されているか複数回答してもらったところ、政治家が25%、官僚が16%、財界が16%マスメディアが53%、テレビのキャスターが28%、学者・言論人が13%、インターネット12%、「国民の目に触れない実力者」が12%とう回答が寄せられました。この結果からもマスメディアの影響力の大きさ、特に、映像メディアの影響の増大がうかがわれます。(民主主義という不思議な仕組み 佐々木毅著より)数年前のデータですんで、多少変化はあると思うが、映像マスメディアが今も影響が大きいと思います。また、そのメディアの中での、信頼度ですが、財団法人新聞通信調査会は2018年11月21日、メディアに関する全国世論調査の2018年度版を発表した。その内容によれば調査対象母集団においては、直近2018年度でもっとも信頼度の高い主要メディアはNHKテレビとなり、100点満点中で70.8点の信頼度を得ていることが分かった。次いで新聞、民放テレビ、ラジオ、インターネット、雑誌の順となっているようである。

現在でも、信頼できるメディアは何かという質問に「信頼できる」については、新聞(61.2%)、テレビ(53.8%)、ラジオ(50.9%)の順に多く、マスメディアに対する信頼性が高い。(総務省)、主要メディアへの信頼度の実情を財団法人新聞通信調査会が2023年10月に発表した「メディアに関する世論調査」の報告書から確認すると、NHKテレビが、100点満点中67%、新聞66.5%、テレビ61.8となっている。

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