ひきこもりとは、「20代後半までに問題化し、6か月以上、自宅にひきこもって社会参加をしない状態が持続しており、ほかの精神障害がその第一の原因とは考えにくいもの」と定義されるものです。これは齋藤環さんの著書「社会的ひきこもり」の中での定義です。ひきこもりの規模ですが、2010年に発表された内閣府の調査では、70万人という推定値が出ています。41万~70万とふり幅が大きいのは、ひきこもりは人口比で1~2%ぐらいだからです。1%の人を統計で捕まえようとすると3000人規模の調査で、ようやく30人程度を捕捉できる程度です。ですから、あまり正確には推計できないのです。調査によって違いますが、ひきこもりの6~9割程度は不登校経験をもっているとされています。現在までの調査データを総合すると、中学・高校の不登校が何らかの原因になっているものが、全体の5割を占めます。そして、大学からひきこもりになるタイプが2割、就労からひきこもりになるタイプが3割です。男性のほうがひきこもりになりやすいことを意味します。(日本の難題をかたづけよう
経済、政治、教育、社会保障、エネルギー 安田 洋祐・菅原 琢・井出 草平・大野 更紗・古屋 将太・荻上 チキ著より)といっています。
ひきこもりが、70万人になっているということです。私は、ひきこもり気味になったことがあります。就労からひきこもりになるタイプだと思いますが、仕事がうまくいかなかったことや、社会的にあんまりよくないということ、例えば離婚などです。そういったことが、かさなると、田舎の場合は、近所や友達など閉鎖的なところでは、いずらくなるのは想像の通りです。私は、それに該当しました。「おいよー。●●さん、仕方ないなー(笑い)」で笑い飛ばせる関係ならいいのですが。なんとなく、距離感があり、よそよそしい関係なら、恥ずかしくて外にも出られなくなります。私の場合は、近所、友達関係でもそんな関係でしたので、本当に困りました。
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