今日でもしばしば、「日本国憲法は世界で唯一の平和憲法である」という言葉が聞かれる。
何をもって平和主義というべきかの問題もあろうが、西修さん、は2013年3月に世界の全憲法典188か国を調査したところ、平和政策の推進や国際協和や中立性政策など、世界の憲法における平和主義条項の態様を17の態様に整理することができた。国によっては、複数の項目を憲法に採り入れており、1項目でも平和主義条項の態様を憲法で規定している国は、158か国(84%)に及ぶ。これを1990年以降に新しく制定された100か国の憲法についてみると、実に98か国(98%)の憲法に平和条項が設けられている。今やどの国も、憲法に平和主義条項を導入する時代に入っているのである。日本国憲法だけが平和主義であるということはないということです。(憲法改正の論点(西 修著文春新書)より)
しかし、スイスでは、軍隊の廃止に関する国民投票が1989年と2001年におこなわれ、それぞれ35.6%と22%の支持しか得られず、否決されています。
スイスが軍隊廃止が支持が22%、これは日本ではどうでしょうか、自衛隊を廃止するときには当然廃止にすることに反対する人もでてくると考えます。
日本は平和ボケしているという人がいますが、世界では、生きるか死ぬかのせめぎあいが、経済だけでなくあらゆるところで行われているのは事実です
本当は日本も世界の中の社会の1つと考えると同じかもしれない。日本の場合は経済戦争が主ですが、神経を研ぎ澄まして、全方向に対処していかないと生き残れない時代ということも考えていかなくてはならないということのようです。
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